スウィングバー・ギターとミニベースのチューニングについて

Ⅰ.チューニングとはなにか?

チューニングはチューナーという機器を用いて、スウィングバー・ギターやミニベースのそれぞれの弦のピッチ(音の高さ)をあわせる作業です。

Ⅱ.なぜチューニングが必要なのか?

スウィングバー・ギターもミニベースも、正確なチューニングが不可欠です。チューニングが合っていないと、演奏が不快に聞こえるだけでなく、特にスウィングバー・ギターでは、スウィングバー操作時の音程変化が不正確になり、本来の表現力を発揮できません。ミニベースも、合奏の中で低音の要として機能するため、常にピッチが安定している必要があります。

Ⅲ.チューナーとは何か?

チューナーは、楽器のピッチを測定し、それが正しい音程であるかを表示してくれる機器です。

  • クリップオンチューナー : 楽器に直接取り付けて使うタイプのチューナーです。楽器の振動を直接感知するため、周囲の騒音に左右されにくいです。

  • 据え置き型チューナー: マイクまたはシールド接続で音を拾い、より安定した環境での使用に適しています。

  • スマートフォンアプリ: 手軽に利用でき、多くの無料アプリがあります。

Ⅳ.チューナーの選び方

スウィングバー・ギターやミニベースのチューニングにおいて重要なチューナー選びに関しては、以下の点を考慮することが大切です。

  • 正確性: ギターもベースも、特に低音域の正確なピッチ検出が重要です。±1セント以下の精度を持つものを選びましょう。

  • 視認性: スウィングバー・ギターの場合、ライブ中にサッとチューニングすることも考えられるため、暗い場所でも見やすいディスプレイであるか、表示が分かりやすいかを確認しましょう。

  • 操作性: 簡単に操作できるものが良いでしょう。

  • 携帯性: スウィングバー・ギターもミニベースも持ち運んで使うことが多い楽器です。コンパクトで軽量なクリップオンチューナーや、手軽に使えるアプリが非常に便利です。

  • クロマチック対応: 半音階すべてを認識できる**「クロマチックチューナー」**を選びましょう。ドロップチューニングなど、特殊なチューニングを行う場合にも対応できます。

Ⅴ.おすすめチューナー&スマートフォンチューナーアプリ

ここでは、スウィングバー・ギターとミニベースのチューニングにおすすめのチューナーとアプリをご紹介します。

A.おすすめチューナー

据え置き型チューナーに比べて、クリップオンチューナーは小型で携帯しやすく、操作も簡単です。

  •  KORG  AW-4G-BK
    • シンプルで見やすく、操作も簡単なクリップオンチューナー。比較的安価に手に入るモデルです。

B.おすすめスマートフォンチューナーアプリ

  • Smart Metronome & Tuner: (Android,iPhone)

    • Android版 iPhone版、ともにシンプルで使いやすいチューナーアプリです。

Ⅵ.チューニングの方法

A.チューニングの基本的な設定

1.スウィングバー・ギターの基本的なチューニング(開放弦:弦を押さえずに音を出すこと) 

第1弦(最も奥側の一番細い弦)                F#(ファ#)
第2弦(奥側から2番目の次に細い弦)            D(レ)
第3弦(奥側から3番目のやや太い弦)            A(ラ)
第4弦(奥側から4番目の最も太い弦)            D(レ)

2.ミニベースの基本的なチューニング(開放弦)
第1弦(1本のみ)                  D(レ)

B.チューニングの手順

具体的なチューニングの方法は動画で解説しています。